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特長

特長1. 鉄骨本体との耐久性のアンマッチを解消することができます!

建材において鋼材の寿命は、板厚の10%まで腐食が進行した時点とされています。
一般的に用いられるさび止め塗装の柱、梁と胴縁の推定耐用年数を比較した場合、柱・梁に比べて板厚が薄い胴縁は耐用年数が短く、アンマッチが生じています。
胴縁に高耐食めっき鋼板を使用することで耐用年数のアンマッチが解消し、柱・梁と同等以上の耐用年数とすることが出来ます。
築約35年
築約40年

さび止め塗装の胴縁外観(一般用さび止めペイント+合成樹種調合ペイント、海岸から50~100m)

推定耐用年数の比較

  • 建設省(当時)の総合技術開発プロジェクト「建築物の耐久性向上技術の開発(1980-1984)」他の予測式を使用(注1参照)
    標準地域屋内の最下階柱脚部で計算。また、高耐食めっき鋼板のめっき付着量はK14で計算。

部位別/防錆仕様別の推定耐用年数の比較

No. 部位 Min板厚(mm) 防錆仕様 推定耐用年数(年)
鋼材 塗膜or
めっき
頻 度
柱・梁 10.0下塗り(JIS K 5621/2回塗り)+中塗り・上塗り(JIS K 5516/2回塗り)492069
胴縁2.3下塗り(JIS K 5621/2回塗り)11516
高耐食めっき鋼板103114
注意)各種材料の推定耐用年数は、標準地域屋内の最下階柱脚部の計算結果であり、沿岸地域や最下階の柱脚部、開口部周辺および屋外では上記表より短くなります。また上記表の推定耐用年数は、耐久性の考え方を示したものであり、耐用年数を保証するものではありません。

部位別/防錆仕様別の推定耐用年数の比較グラフ

防錆仕様別の推定耐用年数の比較グラフ

柱・梁より板厚の薄い胴縁だからこそ、高耐食性が必要となります。

(注1)推定耐用年数の予測式※

※)建設省(当時)の総合技術開発プロジェクト「建築物の耐久性向上技術の開発(1980~1984)」他で示された予測式

項目 内容
YOS
鋼材の
標準耐用年数*
YOS = ( 0.1×t/2×0.05 )
0.1 :断面欠損10%で寿命
2 :両面からの腐食
t :鋼材の板厚
0.05:標準地域屋外における鋼材の年間腐食速度(mm/年)
YOZ
めっきの標準耐用年数*
YOZ = ( 0.9×Z/αz )
0.9 :耐久性有効付着量90%
Z :片面のめっき付着量(g/m²)
αz :めっきの腐食速度(g/m²/年)
YOP
塗膜の標準耐用年数*
各塗装の種類や塗装回数により定められている。
例:一般用さび止めペイント(JIS K 5621)は2回塗りでYOP=1年****
合成樹脂調合ペイント(JIS K 5516)は2回塗りでYOP=3年****
BK部位係数 一般部:1.0
最下階の柱脚部:0.7
BX露出度係数 屋外(外部露出):1.0
屋内(非露出**、常時乾燥***):7.0
C,M施工,保全係数 標準的な条件を前提とし、いずれも1.0とする。
*) 標準耐用年数=一般地域の屋外での耐用年数
**) 非露出:直接雨水、日光等が作用せず、外装材等により遮蔽され密閉された空間。
***) 常時乾燥:ほとんど乾燥した状態が予想される空間(まれに結露等の水分の作用も予想されるが、水分の乾燥が期待しうる空間。)
****) 出典:「住宅の腐食・防食Q&A」腐食防食協会編.丸善株式会社,P229

各種防錆仕様の促進試験結果

試験方法:中性塩水噴霧サイクル試験(JIS H 8502)

1サイクル(8h)=塩水噴霧(35±1℃,5%NaCl)2h+乾燥(60±1℃,20~30%RH)4h+湿潤(50±1℃,95%RH)2h

材料 試験前 50サイクル 100サイクル 150サイクル
①高耐食めっき鋼板
JIS G3323
K27
②鉛・クロムフリー
さび止めペイント
JIS K 5674
グレー2回塗り
(60µm程度)
③溶融亜鉛めっき
JIS H 8641
HDZT56

特長2. 工程省略・工期短縮ができます!コストもさび止め塗装2回塗り同等以下を達成!

エコザックは防錆処理(塗装、後めっき)不要、乾式接合により溶接も不要で、大幅な工程省略と納期短縮が図れます。
また、加工賃低減により製品コストもさび止め塗装2回塗り同等以下を達成できます*。
*) 一部地域を除く

胴縁各種仕様の製造工程の比較

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胴縁各種仕様の一般的なコスト指数

・コスト構成の一例(指数比較)

【算出条件】
⑴横胴縁(C-100×50×20×2.3主体)で重量が約5トンの物件を想定し、②の合計指数を100とした。
⑵施工現場での補修塗装費用および現場仕上塗装(中塗り・上塗り)費用は含まず。
⑶「さび止め塗装2回塗り」は鋼管内の防錆として小口蓋を溶接で取付けた仕様で算出。

工程省略により加工賃を低減。製品コストを抑えることができます。

特長3. 現場施工性を改善できます!

エコザックは、溶接や後めっきの工程で発生する熱歪みがないため、孔位置合わせの調整が容易です。
また耐疵付き性に優れるため、輸送・施工時の疵付きによる補修作業が不要です。

後めっきや溶接による熱歪みが発生しません

一般胴縁の場合

歪みがある場合は、ボルト孔位置合わせが困難。施工現場で工具を用いて、強制的に合わせる作業が必要。

エコザックの場合

エコザックは後めっき不要、溶接レスで熱歪みの発生を低減⇒現場で余計な調整作業が発生せず、工期短縮に寄与します。

施工現場での補修塗装が必要ありません

  • さび止め塗装材の場合

    疵がつき易く補修作業が必要

  • エコザックの場合

    疵がつきにくいため、補修塗装作業は不要

熱歪みがなく、疵が付きにくいので、現場施工性が向上します。

※地組み吊上げ時の注意点:接合部の母材変形やシュアツイスト接合部に想定外の荷重がかからないようにご注意下さい。

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